臨床・製薬会社・学校の保健室・検診等などの待遇と仕事スタイル

仕事内容
看護師の仕事では、病院や介護施設の他にもさまざまな職場環境があります。
具体例を紹介すると、製薬会社での臨床(治験)や学校の保健室、健康診断専門業者などがあります。
仕事内容はそれぞれの業種によって大きく変わってきますが、病院勤務に疲れてしまった人は方向性を変えた看護師の転職も視野に入れてみるのも良いかと思います。
こうしたその他の業種は病院での病棟勤務とは全く違う仕事内容でも、それまでのキャリアを評価してもらえる傾向が強いです。

給料待遇・ボーナス
業種によって給料待遇は様々ですが、やはり大手製薬会社などの母体が大きい会社になればなるほど福利厚生がしっかりとしていて、お給料の面でも高待遇が望めます。
今回ご紹介する業種の中で最も注目したいのが「製薬会社の臨床(治験)の為の看護師」です。
ここ最近では求人も増加してきており、何より”土日祝日休み・夜勤なし”にも関わらずお給料の水準も高いと人気が高まっています。
入職2年目 大卒 製薬会社(臨床) 正社員
基本給27万円 ×12ヶ月 + 賞与 105万円 =年収 429万円
入職5年目 専門卒 学校の保健室 契約社員
基本給25万円 ×12ヶ月 + 賞与 60万円=年収 360万円
入職10年目 専門卒 健康診断センター 常勤
基本給31万円 ×12ヶ月 + 賞与 80万円=年収 452万円
勤務時間や残業・夜勤の頻度など
病院や老人ホームを避けて転職活動をする看護師の人気条件は、夜勤がない職場です。
その他の業種でもやはり夜勤がない仕事が人気を集めています。
看護師の仕事は「特種で希少性が高い」ほど高待遇になる傾向があります。
夜勤がなく休日もしっかりと取れる職場で働きたい時は、こういった部分を思い出しながら探してみると良いでしょう。
製薬会社は残業が少ないようです。
検診関係の仕事に関しては受け持つ企業の規模や時期によって仕事量や勤務時間が変わってきます。
通常の病院のように急患や緊急手術が発生しない環境では、残業する必要がないように仕事量が管理されています。
残業がなくなることは嬉しいですが、当然その分の残業手当も出ません。